キッチンカー・移動販売車　テイクアウト容器にこだわる

キッチンカー・移動販売車で提供する料理は、持ち帰ってオフィスや自宅で食べるというスタイルが基本です。

ボリュームたっぷりのローストビーフ丼やハンバーガー、熱々の麺類、カレーライスなどさまざまなメニューがあります。

見栄えがよく、持ちやすく、食べやすい、そんなテイクアウト容器にこだわってみてはいかかでしょうか。

ここでは、テイクアウト容器選びのポイントをいくつかご紹介いたします。

見栄えがいいもの

キッチンカー・移動販売車でお客様の購買意欲を高めるための要素は、まず目で見える視覚、そして匂い・香りを感じる嗅覚ではないでしょうか。

おしゃれなキッチンカー・移動販売車で、食欲をそそるようないい匂いをさせ、おいしい料理を提供します。その料理を引き立たせるためには、テイクアウト容器の色や形などのデザインにこだわることも大切です。

食材の彩りが良く見えて、食欲増進の効果がある赤などの暖色系。

高級感があり、食材の色を際立たせる黒。

どんな料理にも相性がいい白。

反対に、青などの寒色系は食欲が減退する色なので注意が必要です。

そして、その料理のイメージにあっていることも大切なポイントです。

また、近頃はSNSにより写真などをアップされるお客様が多いので、「見た目重視」と言っても言い過ぎではないでしょう。お店のロゴなどが入ったオリジナルのテイクアウト容器や持ち帰り袋も特別感があります。

ぜひ、その料理のイメージにあった、おしゃれなテイクアウト容器を見つけてください。

機能性がいいもの

最初にもお話しましたが、キッチンカー・移動販売車で提供する料理は、持ち帰ってオフィスや自宅で食べるというスタイルが基本です。出来立ての料理をその場で召し上がっていただくのと同じように、料理の品質を落とさず、なおかつ食べやすく、持ちやすいものであることが大切です。

カレーライスや丼ものなど、具材とご飯が混ざってしまわないように別皿になっているもの。

麺がのびないように麺と汁がわかれているもの、また高さがあるので安定感があり倒れにくいもの。

何種類かおかずのある弁当は、味移りのないように仕切られているもの。

持ち帰って温めることができる、電子レンジ対応のもの。

断熱性・保温性・耐油性・耐水性の優れているもの。

せっかく料理にあったテイクアウト容器に入れても、持ち帰り袋に入れたら倒れてしまった、崩れてしまったということがないように、持ち帰り袋についてもサイズや耐水性のあるものを考慮して選びましょう。

コストパフォーマンスがいいもの

テイクアウト容器は見栄えがいいもの、機能性がいいものを選ぶのがポイントですが、こだわり過ぎてもコストばかりかかってしまいます。それでは経営上で意味がありません。コスト面も考慮すると、テイクアウト容器もできるだけ安く仕入れることが大切です。

実店舗やネット販売で、たくさんのテイクアウト容器が販売されています。これだけは譲れないものにこだわって探すのも、ある程度のものを見つけていろいろ試すのもいいでしょう。

まとめ買いの場合は、1つあたりの金額は安くはなりますが、容器の置き場に困ったり、イメージと違ったりとリスクが伴うので注意が必要です。

エコを意識したもの

プラスチックごみによる海洋汚染が世界的に問題になっています。プラスチックは自然分解されずに半永久的に残ってしまうといわれています。街中でポイ捨てされたり、適切な方法でごみ処理やリサイクル処理がされないことなどにより、排水溝に流れたプラスチックごみは、いずれ海まで流されていきます。そして波の力や紫外線にあたることにより劣化し砕けて小さいプラスチックごみになります。5㎜以下のそのプラスチックごみは「マイクロプラスチック」と言われており、魚がえさと間違えて食べてしまい、海洋生物全体にも影響が出でいます。

プラスチック製レジ袋がスーパーマーケット、コンビニエンスストア、衣料品店などあらゆるお店で有料化になりました。コーヒーショップではプラスチック製のストローを廃止するなど、企業も消費者もプラスチックごみを減らす努力がされています。

キッチンカー・移動販売車で使われているテイクアウト容器は、プラスチック製のものが安価で手に入りやすいので多く利用されているのが現状です。しかし、これから先も増え続けるプラスチックごみを軽視していてはよくありません。エコを意識したテイクアウト容器を利用することを考えていく必要があるでしょう。

環境に配慮した「竹」や「バガス」というサトウキビのしぼりカスから作られた天然素材の容器や、「クラフト素材」や「ファルカタ材」という木製の容器やカトラリーなども増えてきました。

低コストも経営上大切なことですが、環境に配慮することも必要なことではないでしょうか。

まとめ

キッチンカー・移動販売車では料理のおいしさだけではなく、テイクアウト容器の色や形などのデザインの見栄えや持ち帰った料理を最後まで快適に食べることができるかどうか、そして持ちやすく食べやすい容器であることも大切なポイントです。そこでお客様の満足感を向上させることができれば、リピーターを増やすことにもなり、売り上げアップ にもつながります。

そのためにも、自慢の料理が引き立つ、おしゃれで食べやすいテイクアウト容器にこだわってみてはいかかでしょうか。