移動販売で成功するために! 絶対に意識しておきたい7つのポイント
オフィス街やイベント会場、街中などで見られる移動販売は、固定店舗を構えずに需要に合わせて移動ができ、キッチンカーを利用すると調理したての商品をテイクアウトで提供できます。固定店舗に比べて初期費用や運営費も抑えられるため、これから挑戦してみたいと思っている方も多いでしょう。
そこで今回は、移動販売で成功するために押さえておきたい7つのポイントをご紹介します。これから移動販売を行いたいと思っている方は、是非参考にしてみてください。
目次
移動販売の仕事とは
ランチタイムのオフィス街やイベント会場、住宅街などでキッチンカーを見かけることがあるでしょう。移動販売は、固定店舗を構えずに販売場所を変えながら食品を販売する仕事です。店舗の賃料を払う必要がなく、少ない資金で始めることができます。また、調理して直接販売するため少人数で運営でき、ウェイターなどの人件費がかからないことが多いでしょう。
需要に合わせて出店場所を変えることも可能です。平日はランチの需要が高いオフィス街で販売し、週末はイベント会場やスポーツ会場の近くなどに変更できるのが利点です。出店場所や曜日によってメニューを変えて運営することもできます。
ただし、希望するエリアでキッチンカーを用いて移動販売するためには、保健所に申請して営業許可証を取得する必要があります。営業許可の基準や条件を地域の保健所と確認しておきましょう。
移動販売ではメニューや販売場所、キッチンカーの外装や宣伝方法など、さまざまな営業戦略を試すことができます。人気が高まると、移動販売の利益で構築した資産によって固定店舗の開業に踏み切れるケースもあります。
移動販売で成功するために意識するべき7つのポイント
移動販売に初めて挑戦する場合は、成功するためのポイントを押さえておくとスムーズです。移動販売は人気が高まっている分、競争も激しくなっています。初期費用を安く抑えられますが、継続していくためには利益を出していく必要があります。
周囲に移動販売について詳しい人がいないため実情がわからず、開業に踏み切れないという方もいるでしょう。ここでは、成功するためにあらかじめ意識しておきたい7点をご紹介します。
1.出店先を確認し確保する
移動販売の利点は、自ら需要のある場所に移動できることです。このメリットを活かすために、需要のある出店場所を開拓し、確保することが重要です。また、必ず押さえておきたいポイントとして、複数の出店場所を確保しておきましょう。移動販売では、いつも利用している出店場所が先方の都合で突然出店できなくなってしまうケースもあります。出店可能な場所をいくつかリストアップしておくことで、販売できないというリスクを減らせるでしょう。
さらに、出店する地域は広いほど、場所を確保しやすくなります。移動販売に慣れてスムーズに営業ができるようになってきたら、エリアを拡大してみるのも手です。
2.メニューは臨機応変に対応
販売する商品のメニューを臨機応変に変えることもポイントです。出店場所や客層、天候や季節、流行り、イベントの雰囲気にあったメニュー、競合との兼ね合いなどの条件によってメニューを変更できるようにしましょう。
固定店舗とは異なり、移動販売の客層は場所によっても異なります。また、近くに出店する店舗も毎回変わります。前を通るお客さんを引き寄せられるように、臨機応変な対応が必要です。
さらに、テイクアウト商品は季節や天候に左右されることも多いでしょう。冬には暖かいスープや鍋物を食べたくなったり、夏にはさっぱりとしたものが食べたくなったりするのが人間です。その日の気温や天候でメニューを構成してみるとお客さんの目に止まるでしょう。
3.主力メニューの商品力
臨機応変にメニュー構成を変えることは大切ですが、主力メニューにこだわって販売し続けるのもポイントです。コロコロと主力メニューが変わると、お客さんに覚えてもらいにくく、リピーターやファンを獲得しにくくなるでしょう。また、準備や研究には手間がかかります。他店に負けない主力商品を定め、アピールしていくのがポイントです。主力メニューがしっかりとしていると、お店の特徴がはっきりとし、口コミやSNSでも広まりやすくなるでしょう。
4.外観やメニュー写真を魅力的にする
移動販売車の外観や看板を魅力的に演出するとお客さんを集めやすくなるでしょう。視覚に訴えかけることで、通りすがりの人が立ち止まってくれるかもしれません。商品メニューを写真で見せたり、横断幕やタペストリーなどで大きく紹介したりするのも効果的です。ただし、写真と実際の商品が異なるなど、お客さんががっかりするような手法は逆効果です。ひんしゅくをかってしまい、リピートしてもらえなくなるのでやりすぎには注意しましょう。
おしゃれでオリジナリティのある外観の移動販売車だと、遠くからでも見つけてもらえたり、SNSで写真を拡散してもらえたりします。
5.原価と経費をチェック
移動販売を始める前に、どのような商品をいくらで販売し、1日の目標販売数はいくつにするのか、原価はいくらになるのか、運用に必要な経費はいくらになるのかなど、一通りシミュレーションしておくことが重要です。また、廃棄食材を極力抑えるようにメニュー構成や仕入れを工夫しましょう。売れ行きの予測を立てたり不人気の商品をメニューから外したりするなど、さまざまな対策をとるようにしましょう。
原価と経費をコントロールし、手元に利益がどのくらい残るのかを確認しながら運営していくことが大切です。
6.移動販売を止めずに継続する
移動販売は初期費用が安いため始めやすい事業ですが、すぐに思った通りの利益が出なくてやめてしまう人も多いでしょう。どのビジネスでも結果が出るまでには時間がかかることを念頭に置き、継続することも重要です。
運営を始めたばかりのころは知名度がなくても、次第にリピーターが増えてくる可能性もあるでしょう。最初は地域を限定して営業することで、口コミが広まることもあります。短期でビジネスの良し悪しを判断せず、継続することがポイントです。
7.最初は副業スタイルで移動販売
移動販売は副業として始めるケースもあります。飲食店経営をしたことがない場合は、コツがわからずなかなか利益に結びつかないこともあるでしょう。経済的な理由で閉店を余儀なくされることがないように、副業スタイルで始めるのもおすすめです。
キッチンカーや設備はレンタルで手配することができます。営業時間や曜日を自分で決められるため、始めはスポーツ試合やライブなどの大きなイベントに合わせたり、週末のみの営業から始めることも可能です。集客方法や営業のコツを掴んでから本業を移動販売にするケースもあります。
移動販売は「人の繋がり」が大事
移動販売では、「人の繋がり」が大切です。先輩経営者などから、出店場所やメニューなどさまざまな情報やアイデア、コツを教えてもらえることも多いでしょう。周囲の人との縁や繋がりを大事にしながら経営していくのがおすすめです。
移動販売が気になっている方は、キッチンカー・移動販売車の専門店にご相談してみてはいかがでしょうか。キッチンカーの製作販売やレンタル、厨房機器のレンタル、キッチンカー営業のことならキッチンカー専門店がおすすめです。