大阪でフードトラックを始める方法とは?

近年注目を集めているフードトラックですが、会社設立とは異なるためどうやって開業すればいいのか分かりにくいのが現状です。業種や地域によって取得すべき許可が違ったり、ルールが変化していたりするため、出店場所や時期に適した情報を集めてから始める必要があるでしょう。

フードトラックは低コストで始められることがメリットですが、事前リサーチをきちんとしていないと余計なコストがかかってしまう場合があります。特に大阪は複数のエリアに分かれており、そのエリアごとの許可条件などのリサーチをして内容を把握しておくことが大切です。今回は大阪でフードトラックを開業する方法を解説いたしますので参考にしてみてください。

大阪でフードトラック始めるためのポイントは?

キッチンカーは初期費用も安く抑えられ、誰でも手軽に始められることがメリットですが、フードトラック事業を開業した方が皆、成功するとは限りません。フードトラック事業を成功させるためには、開業前にいくつかのポイントや注意点をおさえておくことが大切です。

そして地域によって開業に必要な手続き内容が異なることをご存じでしょうか。ここでは地域を大阪に絞り、大阪でフードトラックを開業したい方に向けてのポイントを解説いたします。

情報収集

フードトラック事業の開業を考えている方は、初期費用がかからないから、流行っているから、という安易な考えで何の下調べもせずに始めるのではなく、かかる費用や大阪にどんなフードトラックが存在するかなど細かく情報を集めることが大切です。

以下の項目は最低限下調べが必要な情報です。

● フードトラック 開業にはどれくらい初期費用がかかるか
● どんなメニュー展開をしているフードトラックがあるか
● 食材原価はどれくらいか
● 利益率はどれくらいか
● 大阪にはどんなフードトラックあるのか
● どんな出店場所(平日・週末)があるか

始める目的とコンセプト

次にフードトラックを始める目的と明確なコンセプトを決めます。ここが曖昧になってしまうと理想とする形・雰囲気・メニューが決まらず、特徴が見えづらいフードトラックになってしまいます。

フードトラック を通して、自分が何をしたいのか・提供できる価値は何かを考えてみましょう。全ての基盤になる部分であり、自分なりの答えがでるまで時間をかける必要があります。

答えが自分の中で出てこない場合は、他のフードトラックはどんなコンセプトでやっているか調べてみると参考になります。ただし、あくまで参考程度に留めておき、価値を高めるためにも自分だけのコンセプトにアレンジする必要はあるでしょう。

営業場所の検討

フードトラックは車両を持っているだけでは営業できず、出店場所の確保が必要です。どんな場所で出店したいのか・どんな場所で出店できるのかをある程度検討しておきましょう。

実際、好きな場所で好きなように出店することは難しく、土地の管理者・オーナーやイベント主催者に許可をもらえなければ出店場所の確保はできません。開業してみたはいいものの、予想していた場所を確保できないケースも多々あるので、広い視野で検討しておくとよいでしょう。

また、だいたいの出店場所を検討・想定しておくとメニュー展開や必要な機材もみえてきます。「オフィス街のランチを狙うなら、○○メニュー」
「提供スピードが求められそうな出店場所であれば、○○機材が必要」
など、車両作りに必要な情報を得ることができるでしょう。

フードトラックのレンタルや購入は?

フードトラックを開業する場合、フードトラックを購入する方も多いですが、レンタルすることも可能です。デザインにこだわりたい方などは、フードトラックを購入し、ちょっと不安、資金があまりない方などはフードトラックをレンタルするのもいいでしょう。購入後の後悔を避けるために、お試しで一定期間フードトラックをレンタルして体験するのもおすすめです。

ちなみに、大阪で出店を考えている人がフードトラックを選ぶ場合、小型車両がおすすめです。建物が多く並んでいる地域が多いため、大型車両ではサイズの問題で出店できないケースがあります。小スペースで小回りが効く小型車両であれば、多くの出店場所に対応できるでしょう。

保健所に営業許可

通常の飲食店と同じく、保健所からの許可を取得しないとフードトラックの営業をすることはできません。保健所が定めているルールに沿った設備環境でなければ許可は通らないので注意が必要です。

保健所許可については地域によって内容が変わります。大阪の場合、政令指定都市と中核都市エリアに分かれているため、出店したいエリアを管轄している自治体ごとに許可を取る必要があるでしょう。

また、仕込みを必要とするメニューを展開する場合は、別途仕込み場所の保健所許可も必要となります。仕込み場所として基準を満たすためには、どんな条件があるか管轄するエリアの保健所に確認しておきましょう。

フードトラックを始めるための手続きは?

フードトラックを使用して営業するためには、保健所の許可が必要です。保健所の営業許可の内容については地域によって違いがあり、出店を予定している地域の内容を理解しておく必要があります。

東京都と大阪を比べても違いがあるので、適した情報を集めるようにしてください。ここでは大阪で必要な手続き内容をみていきます。

営業許可の申請

まず営業許可を申請するために、自分のフードトラックがどのエリアで営業するかを決める必要があります。なぜなら、大阪府内は政令指定都市と中核都市に分かれていて、出店するエリアごとに営業許可を取得する必要があるからです。

大阪府の場合は以下のエリアに分かれます。
● 大阪市
● 堺市
● 東大阪市
● 高槻市
● 豊中市
● 牧方市
● 八尾市
● 寝屋川市

例えば、大阪市の営業許可だけを持っていた場合、堺市や東大阪市にある出店場所には原則営業ができないことになります。他県では、1つの営業許可で県内全域をカバーできる場合もありますが、大阪府は細く分かれているため、どのエリアが必要か検討する必要があるでしょう。

また、許可を取得するにはエリアごとに取得費用がかかるため、最初から全エリアの許可を取得しようとすると多額の費用がかかってしまうので注意しましょう。最初は必要なエリアだけを取得して、出店する範囲が広がったタイミングで都度他エリアの許可を取得していくのもおすすめです。

必要な書類を確認

保健所の許可を取得するためにはいくつかの書類を準備しておく必要があります。行政に提出する書類となるため、不足している場合や不備があれば受理されないので注意しましょう。

1. 食品営業許可申請書
2. 自動車営業設備の概要
3. 業務計画書(メニュー・調理工程・水使用量等)
4. 一次加工が必要な場合は加工施設の許可証写し
5. 車検証の写し
6. 車内設備平面図(立面図が必要な場合があります)
7. 履歴事項全部証明書又は法人番号(法人の場合)
8. 食品衛生責任者又は調理師免許の資格証明書
9. 許可申請にかかる手数料(飲食店営業 16000円前後)

平面図に関しては、車両内・外のサイズや棚や収納のサイズを細かく記入しておく必要があります。

申請は窓口のみで、申請当日は書類と違いがないか確認するため、フードトラック内の目視検査も必要となります。

全体の流れ

保健所の許可を取得するまでの全体の流れは以下となります。

1. 申請手続き
2. フードトラックの検査
3. 許可受理
4. 許可証配布(申請から1週間程度)

申請手続きは営業したい日から逆算して2週間前程度にしておくと余裕をもてるでしょう。申請手続きの日に、車両も持参しその場でフードトラック検査してもらうとスムーズです。許可が降りた場合は、1週間程度で許可証が配布されます。念のため、許可が降りた時点でいつから営業できるか日にちも確認しておくとよいでしょう。

フードトラックの検査で確認される項目は以下です。

● 手洗い設備があるか(シンク、手洗い用石鹸、アルコールスプレー)
● 二層式洗浄設備
● 給水設備
● 排水設備
● 戸棚・蓋つき保管ケース
● 蓋つきゴミ箱
● 冷蔵・冷凍設備
● 着替え箱

細かい容量やサイズなど規定があるものもあるため、申請に行く前に確認しておくとよいでしょう。不安なものがあれば、申請当日よりも事前にチェックしてもらっておくと安心です。

フードトラック開業のための補助金・助成金

通常の飲食店だけでなく、フードトラック開業にも使える補助金・助成金が存在します。初期費用が安く抑えられるフードトラックではありますが、少しでも費用を少なくするためにも積極的に利用するとよいでしょう。

3つの補助金・助成金を紹介します。

地域創造的起業補助金

国や地方公共団体が出資する制度です。新しく事業を始める事業主に向けた補助金で、創業資金の2/3が補助されます。返済義務がないメリットの高い補助金ですが、一定の利益を超えると返済義務が生じる可能性があります。

補助金が事業経費に使われることや従業員を雇用しているなど、細かい条件があるので確認しましょう。

ものづくり補助金

どんな事業も対象になり、生産性向上を目的として取り組みや、ものづくりに関する設備投資に対して国が支給する補助金です。最高額まで補助を受ける条件は厳しいものの、最大1億円まで補助がある制度となります。返済義務を必要としない補助金のため、利用できれば大きく初期費用を減らせるでしょう。

地域開発雇用助成金

雇用機会が少ないとされる地域で事業を始める場合を対象にした助成金です。開業するエリアが限定され、雇用が2名以上必要と条件がありますが、50万〜800万円までの助成金が貰えます。

資金があまり用意できない場合や開業に関して不安な場合は、低いコストでサポートも手厚い株式会社T・ARAのサービスがおすすめです。T・ARAはフードトラックのレンタル及び製作販売を承っております。お客様のご要望に合わせたサービスを提供しております。特に、レンタルサービスでは配車から撤収までワンストップサービスでご利用いただけますので、大幅に手間と時間が削減できるでしょう。期間限定で使いたい方はもちろんのこと、購入する前にお試しで出店してみたい方にとっても手軽にご利用いただけます。

また、これまでの経験を生かした販促物のサポートもあり、イベントでのアピール力やプロモーション効果が期待できるでしょう。全国どこでも対応しておりますので大阪での利用も可能です。ぜひ株式会社T・ARAにご相談、お問い合わせください。

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