移動販売車を中古で買うときの選び方や注意点を徹底解説

 移動販売車を導入する際、主に3つの選択肢があります。1つ目はすでに設備の整っている移動販売車を購入する方法、2つ目はバンやトラックを購入し使いやすいようにカスタマイズする方法、3つ目は移動販売車をレンタルする方法です。

 移動販売車の購入を検討している場合、初期投資を抑えるために中古を探している人も多いのではないでしょうか。この記事では中古移動販売車の相場価格と、選ぶ際のポイントを紹介します。

中古移動販売車の価格相場

中古移動販売車の価格相場

 移動販売車としてカスタマイズするのに向いている車両としては、主にバンやトラックが挙げられます。この項目では、前述したバンやトラックに加え軽自動車と普通車、およびキッチン設備の整った車の価格相場を詳しく紹介します。

軽自動車・軽バン・軽トラック

 小型の自動車の中でも、移動販売車として利用されることが多いのは軽バンと軽トラックです。中古の軽自動車や軽バン、軽トラックは、安いものなら40万~50万円程度で購入できます。代表的な軽バンの車種として、スズキ エブリイやスバル サンバー、ダイハツ ミラ ウォークスルーバンがあります。

 ダイハツ ミラ ウォークスルーバンは、運転席と後ろの荷室の間をそのまま歩いて往来できる車種です。軽自動車規格が改定されたことにより新車の販売はされていませんが、今なお移動販売車として中古車市場では人気があります。また、軽トラックで移動販売車に利用されることが多い車種はスズキ キャリーです。

普通車・バン・トラック

 普通車は車種によって価格の幅が広く、100万~300万円ほどです。バンならトヨタ ハイエースが移動販売車としてよく活用されています。トラックではトヨタ タウンエースやいすゞ エルフ、トヨタ クイックデリバリーなどが移動販売車に適した車種です。

 トヨタ クイックデリバリーは宅配便の配送にも用いられる特殊トラックで、ダイハツ ミラ ウォークスルーバンと同様に運転席と荷室を往来できます。トヨタ クイックデリバリーもすでに新車の生産は終了していますが、中古車はまだ出回っています。

キッチン設備が整った車

 移動販売車としてすでに改装された車が中古車として販売されていることも珍しくありません。給排水設備やシンク、コンロ、冷凍冷蔵庫など装備されているキッチン設備の内容は車両によって異なります。

 移動販売車専用に改造された中古車の価格相場は、設備の内容によって幅があります。普通車サイズの車両の場合、多くは300万円以上です。車両の購入費用は高くなりますが、希望するキッチン設備が整っている車を選べば、購入後の改装にかかる手間と費用を抑えてスピーディに営業を開始できます。

中古移動販売車の選び方とは?

中古移動販売車の選び方

 中古移動販売車を選ぶ際は車両の状態が良好であるのはもちろん、移動販売を行うにあたって必要な機能を備えているかどうかが重要です。ここからは、中古移動販売車の選び方のポイントを4つご紹介します。

年式・走行距離

 年式が新しいものや走行距離が短いものほど、一般的に車両の状態は良好です。当然ながら価格はその分高めになります。一方、古い車両ほどメンテナンスの必要な箇所が多くなり、車検費用も高くなりがちです。

 商用車は自家用車に比べてハードな使われ方をしていることが多く、使用年数に対する走行距離が長い傾向があります。中古の移動販売車を選ぶ際は、年式と走行距離のバランスをチェックすることが重要です。

適切にメンテナンスされているか

 年式が古い車両や走行距離が長い車両でも、こまめにメンテナンスされていれば問題なく走行できます。中古車の購入を考えている場合は、付属している整備手帳を確認するようにしましょう。どのくらいの頻度でどのような整備がされているのか、メンテナンス履歴をチェックしておくことが中古車選びでは重要です。    

 また、購入するお店が信頼できるかどうかも見極めましょう。丁寧に整備した上で販売している、悪い部分も含めて車両の状態を詳細に開示している、こちらからの質問にきちんと答えてくれる、といったポイントを確認します。

必要な設備が付いているか

 移動販売車として営業許可を得るためには、保健所の設備基準を満たす必要があります。具体的には、運転席と調理場がきちんと仕切られているか、棚の位置が適切かなどです。給排水設備の有無や容量、シンクの数、換気設備などもチェックされます。

 中古移動販売車を選ぶ際は、必要とする設備が付いているかどうかを確認しましょう。一から改装する場合はスムーズに許可を得られるよう、事前に必要な設備を設置可能なレイアウトか確認しておく必要があります。

見た目

 売上アップにつなげるためにも、移動販売車はお客様の目に留まる見た目でなければなりません。パッと目を引くデザインは集客に役立ちます。見た目で店舗や商品のイメージが湧くような、コンセプトに合ったデザインであることも重要です。

 移動販売車の販売やレンタルを行っているT・ARAでは、車両のラッピングも行っています。他にはない特別なラッピングを施すことで、停車中はもちろん走行中でも高いプロモーション効果が見込めます。

中古移動販売車を購入するときの注意点とは?

中古移動販売車を購入するときの注意点

 中古移動販売車の購入には、新車を購入するときとは違ったチェックポイントもあります。購入してしまってから後悔しないように、気をつけておくべき注意点も確認しておきましょう。

車両本体価格とは別に諸経費がかかる

 移動販売車を購入する際は、車体本体価格とは別にかかる諸経費も考慮に入れておく必要があります。自動車税や自動車重量税、環境性能割などの税金、自賠責保険料、各種代行費用などを含む諸経費が車両本体の2割程度かかります。

 車検が切れている中古車の場合、車検を受けてからでなければ公道を走れません。車検残がない中古車は、諸経費が高くなる傾向にあるため注意が必要です。

必ず実車を見て判断しよう

 中古車を購入する際は、車両の状態をしっかりチェックすることが重要です。最近ではWebサイトで基本的な車両の情報を確認できるケースも多いですが、全ての情報が正しく掲載されているとは限りません。

 Webサイトの説明や写真だけで判断してしまわず、できれば店舗に出向いて直接実車を確認するようにしましょう。本当に問題なく整備されているかどうか、特に走行性能に直接関わる足回りやエンジンルームの状態を中心にチェックすることがポイントです。

オークションでの購入は慎重に

 中古の移動販売車は、個人向けのネットオークションにも数多く出品されています。良好な状態のものを割安で購入できるチャンスもありますが、トラブルにもなりがちです。よくある事例としては、写真にはなかったはずのキズがついていた、代金を振り込んだにもかかわらず納車されない、引き渡し後に名義変更してくれない、といったものが挙げられます。

 オークションに慣れておらず車にも詳しくない場合は、問題が起こったときに適切な対処ができない恐れがあります。オークションでの中古移動販売車の購入は慎重に検討しましょう。

中古移動販売車の購入には助成金が使える

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都では2020年11月時点で「業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)事業」の申請を受け付けています(申請期間は令和2年11月26日(木)~令和2年12月28日(月)【必着】)。

 この事業は東京都内で飲食業を営む中小企業者に対し、テイクアウトや宅配、移動販売を開始するにあたって最大100万円(助成対象経費の5分の4以内)を補助してくれる制度です。移動販売車の導入費用も対象に入っており、個人事業主も制度を利用できます。

 店舗だけでは十分な売上を確保できず、移動販売車を使った販路を開拓したいと考えている経営者様もいるのではないでしょうか。東京都以外でも自治体独自で支援策を打ち出しているケースがあるため、中古移動販売車の導入を検討しているならこういった制度を積極的に活用しましょう。

移動販売車の導入をご検討ならT・ARAにご相談ください

 移動販売車に適した車やすでに改装済みでキッチン設備の整った車は、中古車ならリーズナブルに購入できる可能性があります。ただし、年式や走行距離、メンテナンスがしっかりされているか、必要な設備が整っているかといった点をきちんとチェックした上で購入することがポイントです。

 T・ARA(ティアラ)は「リーズナブルな料金とワンストップでの丁寧なサポート」をモットーとして掲げ、キッチンカーや移動販売車のレンタル事業を展開しています。すぐに営業を開始できる厨房完備の車種を幅広くラインナップし、販売も行っています。低コストでなおかつ安心して移動販売を始めたい方は、お気軽にご相談ください。

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