神戸はケータリングカーの出店に最適?補助金や出店場所を解説
神戸市で副業をお考えの方におすすめなのが、ケータリングカーでの移動販売です。ケータリングカーは低コストで開業・運営でき、車両レンタルも可能なため始めやすい副業です。
お店を構えないので売上が出そうな場所やイベントなどへ、自由に移動しながら営業できるのがメリットです。
またコロナ禍により他人との接触を避けたい方が増えたため、注目されている業態でもあります。
なかでも神戸は出店できるイベントが多く、ケータリングカーの支援に力を入れている自治体です。
この記事ではケータリングカーを始めたい方に、神戸が出店しやすい理由や出店スポットなどをご紹介します。
目次
ケータリングカーとは?
ケータリングカーはお店を構えずに、車で移動しながら販売する業態です。移動販売車やキッチンカー、フードトラックなどとも呼ばれます。
販売する商品はクレープやたこ焼き、カレー、焼き鳥など多種多様です。
華やかなため停まっているだけで場が盛り上がり、イベントやショッピングモールなどを賑わせます。
出店数は年々増加傾向にあり東京都福祉保険局の「食品衛生関係事業」によると、東京都での営業許可数は右肩上がりで、2017年には3,300店舗を超えました。
車1台のスペースさえあればどこでも営業できるため、季節や時間帯などによって売上が出そうな場所で柔軟に出店できるのが大きなメリットです。
神戸はケータリングカーでの副業がぴったりな地域
神戸はイベントが盛んで観光地でもあるため、ケータリングカーの出店にぴったりです。
なによりケータリングカーの支援に力を入れている自治体です。
神戸市は「若者に選ばれるまち」の実現を目指しており、元々あった食に関する良質なイメージやマーケットを活かすため、食ビジネス分野への起業支援を始めています。
その一環としてケータリングカーの支援にも積極的です。
例えば2020年には神戸市と企業が連携して、市内の住宅団地6か所にケータリングカーと移動スーパーなどを出店して市場分析実験が行われました。
実験参加者事業者にはキッチンカーが無償提供されたことからも、ケータリングカー市場を盛り上げていこうという神戸市の想いが伺えます。
神戸市が行っているケータリングカーへの支援をご紹介します。
KOBEキッチンカーSTAND(KOBE STAR KITCHEN)
2019年から雇用や街の賑わい創出を目的に、神戸市と企業が連携して行われている支援事業で、39歳以下の若者に最大100万円の補助を行ってくれます。
毎年最大5名までが対象で、神戸市在住者が優先的に支援を受けられます。
2019年度・2020年度共に4名ずつ支援対象者が選ばれており、現在2021年度の応募者を受付中です。(2021年7月8日17時まで)
支援対象者になれば補助金以外にも、出店場所の提供や営業に必要な経営ノウハウ、広報活動の支援などのサポートを受けられます。
ケータリングカーにとって出店場所は重要なので、市有地の中から紹介して貰えるのは大きなメリットでしょう。
さらに先輩ケータリングカー事業者から講義やアドバイスを受けられるので、初心者でも安心して開業できます。
専用ホームページやSNS・アプリなどで出店情報の告知も行ってくれるので、認知度が低い開店当初からお客さんを得やすいのも魅力です。
単なる開業資金の援助ではなく、様々な面からサポートが得られるので、ケータリングカーを持続的に運営しやすくなっています。
神戸でケータリングカーを出店できる場所・イベント
神戸市は観光地やショッピングモールなどが多く、定期的にイベントが開催されるため、様々な場所でケータリングカーを出店可能です。
ここではその一部をご紹介します。
キッチンカーコレクション
神戸市東灘区の湾岸エリア「サンシャインワーフ神戸」で開催されるイベントです。
神戸では毎年春・秋の2回行われ、神戸のシーサイドでおしゃれなグルメを楽しめます。
神戸市内からはもちろん全国からお店が集まるので、多種多様な味が楽しめます。
また「キッチンカーグランプリ」が開催されるので、全国から集った味自慢の中からナンバーワンに成れるチャンスです。
グランド六甲ビル(グラロク)
神戸市灘区にある商業ビル「グランド六甲ビル」では、2021年1月から「日替わりキッチンカー」が開催されています。
アミューズメント施設を備えた商業ビルなので、多くの人が集まる場所に出店できます。ホームページやSNSで告知されるため、宣伝効果も抜群です。
ほぼ毎日出店がありランチ向けの軽食からスイーツまで、幅広いお店が軒を連ねています。
ケータリングカーのプラットフォームサイトでマッチング
ケータリングカーのプラットフォームサイトを利用して、出店場所を見つけるという方法もあります。
「出店したい人」と「出店して欲しい人」をマッチングしてくれるので、出店場所が見つかりやすくなっています。
写真やメニュー、お店のこだわりなどケータリングカーの情報をサイトに掲載すれば、簡単にアピール可能です。
出店場所が見つからない場合は、マッチングサービスを活用するのもおすすめです。
神戸で人気のケータリングカーを3つ紹介
神戸で活躍するケータリングカーの中から、その一部を紹介します。出店前にどのようなライバルがいるのか知っておきましょう。
①Caferret’s
パニーニやカフェ系ドリンクを提供しており、神戸市を含む兵庫県一円や大阪・京都などで営業しています。
愛くるしい見た目の1961年製ワーゲンバスで営業しており、オリジナルブレンドのコーヒーや季節・トレンドにあったドリンクを提供しています。
②ミバエもバエル
でき立てほやほやを提供するのがこだわりのため、注文が入ってから調理を始める作り置きはしないお店です。オープンサンドイッチや丹波大納言小豆ぜんざいなど、多用なメニューを販売しています。
③あわじさんちのかれーぱん
神戸や大阪を中心にカレーパン・シチューパンを提供しているお店で、淡路産の玉ねぎと牛肉が溶けるまで煮込まれています。揚げたてを提供するのがこだわりです。
ケータリングカーの出店に必要な資金は?購入よりレンタルがおすすめ
ケータリングカーで営業を始めるには、まず移動販売車が必要です。
購入する場合は約250~500万円ほど必要となります。価格に大きく開きがあるのは、元々持っている車を改造するのか、新車もしくは中古車のケータリングカーを購入するのか、車のサイズはどれくらいなのかなど条件によって価格が異なるためです。
いずれにせよ購入する場合は初期費用がかかり、ランニングコストが発生します。
特に月数回のみの営業や副業として始めたい方、これから移動販売を始めようと思う方にとっては費用がかさむため、購入よりレンタルがおすすめです。
長期間はもちろん1日単位でのレンタルも可能なので、頻繁に営業しなかったりお試しで営業してみる場合でも安心です。
T・ARAのケータリングカーは調理に必要な装備が備わっており、レンタルでも車両のラッピング、看板作成までトータルで対応できます。
厨房機器のレンタルまで行っており、納車から引取まで対応できるので、初めてのキッチンカー営業でも安心です。
低コストで移動販売を始めたい人は、ぜひお気軽にご相談ください。